2025年11月18日(火)
晴れ
歩数計 20,300歩 15.2km(7,593km)
大学授業料無償化(文科省)
大学授業料無償化という記事を目にして昔のことを思い出しました
昨年までは所得制限がありましたが
今年4月から所得制限なしで私立・国公立関係なく大学授業料が無償化されているそうです
ただし無償化とはいっても実際は減免ですね
条件は
1.同時に扶養する子どもが3人以上いる・・子どもが卒業就職して扶養が2人以下になると対象外
2、年間最大70万円を上限として授業料が減免される(現金支給ではない・・返還不要)
3、学校の選考試験に合格すること
条件1のハードルが高いですね
子どもが3人以上いる家庭は少ないんじゃないでしょうか
大学4年間にかかる費用は授業料のほかに入学金、教材、実習費、参考書代、交通費、住居費、
生活費などで学部にもよりますが文系で400万円、理系で約500万円、医学部なら2,500万円と
いわれています
就学支援と言っても入学金と授業料だけでほかの必要経費は出ません
実際にかかる費用の半額くらいでしょうか
多子世帯には助けになると思いますが持ち出しも多いですね
昔の話になりますが、父親が病気で働けなかったので、長男の私は高校を卒業して就職しました
入社2年ほどして上司から声がかかり、会社の就学支援制度を利用して大学に行かないか
との打診がありました
条件は
1、会社(機械メーカー)の仕事に役立つ理系学部を選ぶこと
2、進学先は東京工業大学(今の東京科学大)もしくは横浜国立大学の2択
3、選考試験に合格すること
4、卒業後10年間は他社に転職しないこと(縛りですね)
5、学費等の費用は会社が負担する
当時、私は横浜市に住んでいたので、制度を利用して横浜国立大学機械工学科に進学しました
在学中は授業料をはじめ交通費、教材費用、参考書代等すべてが会社持ちでした
参考書なども領収書を出せば無制限に何冊でも買ってもらえました
在学中は出社する義務はなく月1回だけ人事部にレポートを提出するだけ、
そのうえ給与、家族手当、交通費、賞与も全額支給されました
つまり生活の不安もなくタダで大学に行かせてもらったわけです
その後は機械設計技術者として恩返ししました
そのほかにも優遇制度があり
退職金の一部を預けると会社が運用して15年間は毎年3%ずつ増額して支給する
確定給付年金制度がありました・・いまは自分で運用する確定拠出年金に変わっている
初年度の支給額が100とすると年々増えて15年目は145くらいになります
例えば1,000万円拠出すれば1/15の67万円に利息を加えた年金が15年間貰えます
2年目は69万円、年々3%増えて15年目で100万円くらいになります
16年目からは100に戻り以降は増額なしの終身年金になる制度です
長生きするほど得です
私の場合は75歳以降は会社の稼ぎからの中から年金を貰っています
この制度は既得権で保護されているので会社が潰れないかぎり続きます
退職者にもなにかと気を掛けてくれる会社で、退職後25年経ったいまに会社報が送られてきます
OB会への金銭的な補助も手厚いです
いろいろとご恩になった会社ですから浮気せずにきっちり定年まで勤めました